100px-Pink_ribbon.pngピンクリボン(Pink ribbon)とは、乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓蒙・推進するために行われる世界規模のキャンペーン、もしくはそのシンボル。日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約25人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされ、そのキャンペーンは年を増すごとに拡大している。 『ウィキペディア(Wikipedia)』フリー百科事典より
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乳がん関連用語「組織型」

組織型(そしきけい)とは、
腫瘍細胞の分化と増殖形態に基づく病理組織学的な腫瘍の分類を意味する。

病理診断では、しばしばそれに分化度や組織構築の特徴を付記して組織型を表現する(統一的な分類基準として、ICD-Oがある)

胃癌を例に挙げれば、一般的な組織型は腺癌であり、組織構築と分化度を加味して高分化管状腺癌(well differentiated tubular adenocarcinoma, "tub1")のように表記する。ちなみに"tub1"とは日本の胃癌取扱い規約で推奨されている組織型の略号である。

病理学(びょうりがく,Pathology)とは、
病気の原因、発生機序の解明や病気の診断を確定するのを目的とする、医学の一分野である。

細胞、組織、臓器の標本を、肉眼や顕微鏡などを用いて検査し、それらが病気に侵されたときにどういった変化を示すかについて研究する学問である。殊に、後述する病理診断との関係もあり、顕微鏡レベルの変化についての研究=組織病理学(Histopathology)の占める割合が大きい。近年では、腫瘍細胞の遺伝子配列、蛋白質発現などの変化を捕捉するために、PCR、RT-PCR、免疫組織化学、レクチン染色、ハイブリダイゼーション、ウエスタンブロットなどの手法を用いて解析を行い、治療に結びつける研究が行われるようになってきている。

分化度ヒトを構成する60兆とも言われる細胞は、1個の受精卵から発生を開始し、当初は形態的機能的な違いが見られなかった細胞は各種幹細胞を経て組織固有の形態および機能をもった細胞へと変化してゆく。

この形態的機能的な細胞の変化を分化という。細胞の発生学的特徴の一つとして、未分化細胞ほど細胞周期が短く盛んに分裂増殖を繰り返す傾向がある。通常、分化の方向は一方向であり、正常組織では分化の方向に逆行する細胞の幼若化(=脱分化)は、損傷した組織の再生などの場合を除き、発生しない。

しかし、がん細胞は特徴の一つに幼若化/脱分化するという性質があるため、その結果分化度の高い(=高分化な)がん細胞や、ときには非がん組織から、低分化あるいは未分化ながん細胞が生じる。細胞検体の検査を行ったとき、細胞分化度が高いものほど臓器の構造・機能的性質を残しており、比較的悪性度が低いと言える(ただしインシュリノーマ等の内分泌腺癌など、例外はある)。また、通常は分化度の低いものほど転移後の増殖も早く、治療予後も不良である。

化学療法は、特定の細胞周期に依存して作用するものが多いため、細胞周期が亢進している分化度が低いがんほど化学療法に対して感受性が高いという傾向がある。なお、腫瘍細胞への作用原理・特性などは化学療法の項に詳しい。
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